[アーキレーベル]の建築展 HOUSE×[space]開催
toitも参加する7人の建築士集団[アーキレーベル]による建築展を開催しています。今回の展示会のタイトルはHOUSE×[space]です。メンバーそれぞれが、この[space]にサブタイトルを与え、住宅の思想をコンセプチュアルに表現します。新しい住宅建築の可能性を是非、ご覧下さい。
HOUSE×[space]日時:2010.6.22(tue)〜27(sun) 10:00~18:00 ※入場無料会場:金沢21世紀美術館B1F 市民ギャラリーB3主催:アーキレーベル後援:北国新聞社/テレビ金沢/エフエム石川お問い合わせ:info@archilabel.org tel.076-236-2142(トイットデザイン)URL:http://www.archilabel.org
会場の風景です。
toitのテーマは、HOUSE×[/size ECO.]です。コンセプトはこのような感じです。なお、toitのホームページにおいても同時に内容がUPされています。是非、ご覧下さい。
[/size ECO.]それはコンパクトに無駄なく住まうこと。変形、狭小敷地などの比較的安価な敷地を探し、周辺環境にフィットした遊び心のある居住空間を提案する設計システムです。土地購入費、建設費、ランニングコスト、税金を削減し、同時に社会的ストックを活かした土地の有効利用や建築資源、エネルギーの浪費を抑えるといったECONOMYな思想が地球環境のECOLOGYに繋がることに期待するプロジェクトです。
/size ECO.[大型宅地開発に対するアンチテーゼ]「都市の余白とデフレ経済」例えば、変形敷地や狭小敷地など、ある意味イレギュラーな土地に家を建てる。現代までの土地の利用サイクルのなかで、空き地として残された社会的ストックを有効利用し、場のポテンシャルを引き出す。消費資本主義な宅地開発を抑制する。自然の大地を残し、環境保全を計る。
/size ECO.[規格化住宅に対するアンチテーゼ]「ヤドカリのような追随性とカメレオンのような自在性」土地の形状、環境に合わせた生活を考え、オリジナリティーを創出する。大量生産大量消費の思想から生まれた規格化住宅は、都市における風景や住まい手のアイデンティティーまでも画一化してきた。生活空間の形態は都市環境に従って変形し得る融通性のあるものでなければならない。
/size ECO.[環境破壊に対するアンチテーゼ]「環境負荷とジャストフィットサイズ」生活に必要な分だけのコンパクトな家をつくる。一人当たりの住宅床面積を平均値より少なくできれば、単純にその分の建築資源、エネルギーの浪費を抑えることができる。住宅を省スペース化することで、森林の伐採量、CO2の排出量、産業廃棄物の廃棄量が削減でき、地球温暖化の減速に繫がる。
/size ECO.[過剰消費に対するアンチテーゼ]「飽食と飽住」モノと情報が飽和する現代。コンパクト化することで、土地、家の購入費、税金、生活のランニングコストを抑える。利便性、合理性だけを追求するのではなく、シンプルに無駄なく生活する。現代社会のなか、家族単位における経済性と精神的な豊かさが両立したライフスタイルを提案する。